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図書館の貴重資料を次世代へ伝えるプロジェクト

 盛岡高等農林学校や盛岡師範学校をはじめとする岩手大学の前身校が収集した書籍や掛図、古文書など多岐にわたる資料は、戦災で失われることなく現代に伝えられた貴重な宝です。これらの所蔵資料を次世代に伝えるため、保存環境を整備し、デジタル化を実施します。

【目標金額】10,000,000

メッセージ

図書館の貴重資料を次世代へ伝えるプロジェクト

 岩手大学図書館には、古くは室町時代後期から江戸時代前期頃までに制作された奈良絵本、宮澤賢治の得業(卒業)論文をはじめとする盛岡農林高等学校時代の資料及び標本、盛岡市出身の郷土史研究家の宮崎求馬氏旧蔵の書籍群、地形図として明治末期の陸軍参謀本部陸地測量部発行の地図のほぼ全数1,137枚など、数多くの貴重な資料が収蔵されています。
 戦災で失われることなく現代に伝えられたこれらの資料ですが、昨今の異常気象による高温多湿の環境下で傷みが急速に進んでいます。
 これらの貴重な資料をこの先もずっと大切に守っていくために、所蔵資料の保全及びデジタル化を行う本事業にご協力いただけますと幸いです。

副学長・図書館長 小林 宏一郎